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睡眠時間短縮の危険性について

 
睡眠時間を短縮するノウハウが巷に流行しています。
たとえば3時間睡眠などです。これはナポレオンやエジソンが短い睡眠でも活発に活動して実績を残したことが由来です。

本来、医学的にみても短時間睡眠者(ショートスリーパー)は存在します。
それは遺伝であり、体質の部分が大きいといえます。事実、短眠家系というものがあるそうです。

睡眠時間を短縮できるという本やノウハウには、テクニックによって睡眠時間を減らすことが可能であると書かれています。これはある部分では、正しいといえます。睡眠は量だけではなく、質も関係しており、睡眠の質を高めることによって、たしかに睡眠時間が短くても熟睡感が得られます。

結局、睡眠時間が短縮するかどうかは、その人の生き様と関係しているとはいえないでしょうか?たとえば、毎日がとても楽しく充実しているときは、朝早く眼が覚め、しぜんと睡眠が短縮します。また大変なことがあっても、ストレスに負けることなく気が張り詰めているときは、しぜんと短い睡眠になるといえます。日中、家の中でごろごろして、一日の疲労度が低い人は、睡眠物質があまり作られず、その分睡眠の質が落ちて、眠りが浅くなる可能性があります。

 


さて巷には、テクニックによって睡眠時間を短縮する方法があるわけですが、無闇に睡眠時間を短くすると、心身が疲労し、病気になる危険性が高くなります。たとえば深いノンレム睡眠は寝始めの3時間に多くなります。そうなると3時間睡眠にしてしまうと、そのあとのレム睡眠が取れなくなります。レム睡眠の役割は、記憶の整理や心のメンテナンスです。うつ病などを予防しているのです。

そのため、睡眠時間が極端に短くなると、精神的に追い詰められるとともに、記憶力が低下したり頭の回転が鈍くなって、記憶の定着が悪くなります。これは受験勉強や資格試験に励んでいる人にとっては、致命的となります。急がば回れです。合格を勝ち取るためには、十分な睡眠を取りましょう。また睡眠不足になると、視覚関連の作業で支障が生じます。たとえば工場での作業中の事故、交通事故の原因となりかねません。

ノンレム睡眠は、ちょっと居眠りすれば、すぐに補うことができます。
このとき成長ホルモンが分泌されます。このように体のメンテナンスは、すぐに達成することができます。しかし心や脳のメンテナンス、精神疲労の回復は、一定以上の睡眠時間を取ることでしか達成できないのです。

 


睡眠時間が短縮されると、体内に肥満や糖尿病の元になる物質が増えるといわれています。睡眠不足が続くと、糖代謝や内分泌系に異常が生じるのです。コルチゾールやグルコースが増加して、血糖値が高い状態がずっと続くと、糖尿病、高血圧、脂質異常症の原因となります。それは動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中へとつながっていくのです。睡眠不足は生活習慣病の原因となるのです。

睡眠時間が短縮されると、脳や血管、内臓がダメージを受けるために、さまざまな病気にかかる可能性がアップし、寿命が縮まるというデータもあります。睡眠は長すぎても短すぎても、寿命を縮めるのです。

そのほか睡眠時間が短縮されると、太りやすくなります。
これは脂肪細胞から分泌されるレプチンが、あまり出なくなるため。レプチンは脳の視床下部にある満腹中枢に働きかけ、食欲を抑える効果があります。そのかわり食欲を刺激するグレリンという物質が胃から産生されるようになります。寝不足になると、甘いものがほしくなったり、食欲が旺盛になりがちなので、ダイエットは十分な睡眠を取ることが第一歩といえますね。
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